視力に良い栄養素 葉酸とビオチン

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葉酸 ビオチン

今回で、視力カテゴリーでのビタミンB群の情報シェアは最後になります。

 

 

1 視力に良い栄養素 葉酸

 

ビタミンB群の栄養素で、最近注目されているのが葉酸です。

 

葉酸は細胞の再生に欠かせないビタミンで、ビタミンB12と共に赤血球をつくるのを助けており、また、動脈硬化を抑える役目を果たしています。

 

なぜ注目されているかというと、米国臨床栄養学会誌『The American Journal of Clinical Nutrition』電子版に発表されている、シドニー大学医学部眼科のポール・ミッチェル氏らによる研究で、10年間に及ぶ、1,760人の追跡調査の結果、次のことが明らかになったからです。

 

血液中の葉酸が欠乏している人は、早期の加齢黄斑変性症の発症リスクが75%増加し、加齢黄斑変性症の発症リスクが89%増加したことが判明。

 

さらに血液中のビタミンB12が欠乏している人は、早期の加齢黄斑変性症の発症リスクが 58%増加し、発症リスクが2.5倍以上に増加した……という結果に。

 

(2014年5月) "JAMA Ophthalmology" 誌に掲載された、別の米国の研究によると、葉酸の総摂取量を増やすことで、落屑緑内障(EG)と続発性緑内障(SEG)のリスクを減らせる可能性があると書かれており、上記の研究内容を補強しております。

 

こちらの研究は緑内障ではない40歳以上の女性 78,980人と男性 41,221人に、食事に関するアンケートに回答してもらい、眼科検診の結果を報告してもらったものですので、規模がより大きくなり、信憑性が高くなっています。

 

また、この研究では食事で摂取する葉酸より、サプリメントで摂取する葉酸の方が効果があったようで、今後の続報が待たれます。

 

(リンク参照先 http://kenkounews.rotala-wallichii.com/folate_glaucoma/)

 

葉酸は調理損失が大きい栄養素なので、熱と光に注意する必要があります。

 

このため、他のビタミンの調理損失は1割~2割ほどなのですが、葉酸は3割~4割も損失が発生してしまいます。

 

野菜は日の当たる場所では保存せず、冷蔵庫で保存しましょう。

 

また、葉酸は煮ると大半が煮汁に溶け出してしまうので、効率よく摂取するのであれば、煮汁を用いる調理法にした方が良いでしょう。

 

男性、女性共に、一日の推奨摂取量は240ugです。

 

不足すると、赤血球がうまく作れない、胃潰瘍や口内炎ができやすくなります。

 

過剰摂取量は1000ugとされており、亜鉛の吸収に支障が出ますが、通常の食事であれば心配する必要はないでしょう。

 

2 視力に良い栄養素 ビオチン

 

最後に、ビタミンB群であげる栄養素にビオチンがあります。

 

皮膚や目の健康と免疫力を保つ働きがありますが、身体の中で糖質がリサイクルされる時に重要な役割を果たしています。

 

ビオチンは幅広い食品に含まれ、腸内細菌によっても合成されるので、普通の食事を摂っていれば、不足することはまずありません。

 

ただ、長く抗生物質を使用したことで腸内細菌がうまく働いていない時や、生卵の白身が、腸からビオチンの吸収を妨げてしまうので、1日に生卵を5個も6個も食べてしまうのであれば注意が必要です。

 

ビオチンが不足すると、疲労感を覚えたり、皮膚炎、脱毛、白髪の増加、食欲不振、吐き気、嘔吐といった消化器症状が出る場合もあります。

 

男性も女性も、一日の推奨摂取量は45ugになります。

 

幸い、ビタミンB群は水溶性の成分で、必要量以上の成分は尿酸として排出されますが、サプリメントでビタミンB群を補うときには、規定以上の量を長期間摂取しないようにして下さい。

 

万一、手足の痺れや神経障害が発生したら使用を中止し、医師の診断を受けて下さい。

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