視力に良い栄養素 ルテインとゼアキサンチン

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ルテイン ゼアキサンチン

視力を改善するサプリメントが巷には溢れていますが、サプリメントの本来の目的は、日々の食事で摂取しにくい栄養素を補うことが目的です。

 

何でもかんでもサプリメントで栄養を摂取しようとすると、様々な弊害が出ます。

 

例えば、噛む回数が減る事で、脳への刺激が減ってしまいます。

 

 

噛む、という行為は脳の機能の発達・維持に大きな役割を果たしており、認知症の予防効果があるとも言われています。

 

他にも唾液が分泌される事で虫歯予防、歯周病予防、ホルモンや生理活性物質の分泌を通して生活習慣病の予防効果があります。

 

噛む、という行為一つを怠ることで、これだけのデメリットが出てきます。

 

あくまでサプリメントは日頃摂取しにくい栄養を摂取することを目的に使用すべきです。

 

それを踏まえた上で、バランスの良い食事を前提にし、どのような栄養を摂取することが目の健康には求められるのかを、あなたとシェアしたいと思います。

 

昔から指摘されているのはアントシアニンですが、最近ではルテインが注目されています。

 

眼球内でレンズの役割を果たしているのが水晶体。

 

光の情報を電気信号に変える網膜。

 

その中心部である黄斑。

 

これらの中に、ルテインと、カロテノイドの一種であるゼアキサンチンが多量に含まれていることがわかっています。

 

特にルテインには、網膜にダメージを与える青い光を吸収する力があるので、網膜や黄斑を守る役割があるのではと考えられています。

 

また、ルテインには強い抗酸化力があるので、目の組織の機能低下や老化を防止しているとも予想されています。

 

活性酸素(DNAを傷つける酸素)の中和については、ルテインの他にゼアキサンチンに強い抗酸化作用があります。

 

ルテインとゼアキサンチンの摂取量が多い人は、これらの成分が少ない人と比べて、目の病気のリスクが少ないという調査データがあります。

 

AREDS1というアメリカでの研究では、高用量の抗酸化剤と亜鉛が加齢黄斑変性に伴う失明リスクを有意に低下させることが明らかになっています。

 

ですが、これらの栄養成分は白内障の発症又は進行には有効性は確認出来ませんでした。

 

研究はさらに進み、4,200人の加齢黄斑変性の患者さんを5年間にわたり追跡調査した結果が2013年5月にAREDS2として発表されています。

 

処方の内容は、

 

ビタミンC500mg

ビタミンE400IU

β-カロテン15mg

亜鉛 (酸化亜鉛として80mg)

銅 (酸化銅として2mg)

 

これらを毎日与え、さらに、

 

1 DHA350mg、EPA650mgを毎日与えられた人

2 ルテイン10㎎とゼアキサンチン2㎎を毎日与えられた人

3 ⅰとⅱを毎日与えられた人

4 効果のない処方だとわかっているものを毎日与えられた人(プラセボ)

 

この4つを比べた結果、ルテイン、ゼアキサンチンを与えられた人は、そうでない人と比べて、加齢黄斑変性のリスクがさらに26%低下することが明らかになりました。

 

また、白内障の手術リスクが32%低下したことが確認されています。

 

また、加齢黄斑変性については、1994年にハーバード大学のセッドン博士によって行われた試験のデータもあります。

 

こちらは、診療所の患者(黄斑変性症356人、その他の眼科患者520人)に対し、食事試験を実施したもので、ルテインとゼアキサンチンを最高に摂取した患者と、最低または摂取しなかった患者とでは、黄斑変性症になるリスクに43%もの差がありました。

 

ちなみに、セッドン博士は、黄斑変性症のリスクをルテイン、ゼアキサンチンは大幅に下げるが、他のカロテノイドにはそうした効果がないことも発見しています。

 

ルテインとゼアキサンチンの白内障の関係については、他に1992年にハーバード大学のハンキンソン教授が発表した論文があります。

 

こちらは、白内障患者である看護師493名を8年間追跡調査したもので、食べ物の違いによる白内障の症状の変化を調査した論文です。

 

この論文では、ルテインとゼアキサンチンを多く含まれている、ほうれん草を週に4皿摂取した患者の白内障は5割も少なくなり、β-カロテンが豊富なニンジン、サツマイモ、冬カボチャを週5皿分摂取した患者には、白内障の減少は見られなかったと報告されているのです。

 

ルテインが多量に含まれている食品は、ほうれん草、ケール、ブロッコリー、豆類、海藻のアサオ、卵黄です。

 

観葉植物のマリーゴールドにはルテインが非常に多くのルテインが含まれているので、サプリメントに含まれているルテインは、食用のマリーゴールドから抽出されたものが多く使用されています。

 

一方、ゼアキサンチンはトウモロコシ類や卵黄に比較的多く含まれています。

 

緑黄色野菜や卵黄を数日に一度摂取していれば、これらの成分は十分摂取出来ますので、あなたも積極的に食べるようした方が良いでしょう。

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