シックハウス13種の原因物質と改善策

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シックハウス改善前回シェアした記事では、目がゴロゴロする原因の一つにシックハウス症候群があるので、シックハウス症候群の原因とその対策についてあなたとシェアしました。

 

今回は、シックハウスの原因物質と、その原因物質がどのような素材に使われているのかを中心にあなたとシェアしようと思います。

 

1 シックハウスの原因

 

シックハウスについて連想するモノ、原因と考えると、まず出てくるのは化学物質だと思います。

 

シックハウスを『居住者の健康を保つには欠陥がある住宅』と考えると、また違った要因も浮かび上がってきます。

 

国連の専門委員会では1996年に『健康と素材』という報告書において、シックハウスの要因に以下の三つを列挙しています。

 

1 化学的因子

 

二酸化炭素、一酸化炭素、窒素酸化物、二酸化硫黄、オゾン、塩素、鉱物繊維、鉛粉じん、粒子状物質(ばい煙、タバコの煙)、揮発性有機化合物(殺虫剤、ホルムアルデヒド、有機溶剤など)

 

2 生物的因子

 

細菌(ウイルス、カビ、菌類、バクテリア)、原生生物(寄生虫)、植物の花粉、ダニ、虫、ネズミ、ペット(皮膚片、毛)

 

3 物理的因子

 

高熱、湿度(粘膜の乾燥)、ストレス、光、騒音、電磁波、電離放射線(ラドン)

 

 

日本で考えるならば、ダニやほこり、ペットが原因で発生するアレルギー疾患は、シックハウス症候群、とは言わないそうです。

 

ただ、これらの要因が喘息やアトピーなどのアレルギー性疾患を悪化させる可能性は十分あるので、注意が必要です。

 

シックハウスの大まかな因子は以上になります。

 

この中で、2の生物的因子は日頃の掃除や家の手入れで対処が可能です(花粉やダニは対策が難しいと思いますが)

 

3の物理的因子は、熱、湿度のコントロールはエアコンで、遮光、遮音も専用の素材を用いれば可能ですが、それ以外の方法はちょっと思いつきません。

 

まして、電磁波や電離放射線はどうすればいいのか見当もつかない、というのが正直なところです。

 

ですが、シックハウスの中心は化学物質の対策にあるので、あなたの部屋にある化学物質に対して対処が出来れば、あなたのシックハウス症候群を軽減することは可能だと思います。

 

そこで、あなたの部屋にある、化学物質の発生源をまとめてみました。

 

2 化学物質の発生源

 

床下には、まずシロアリの駆除剤が使用されているはずです。

 

シロアリ、怖いですからね。

 

……床下については具体的な対策と言われても、家を建てる前に考えましょう、としか言えません。

 

基本的にシロアリの駆除剤に用いられるモノは、クロルピリホスなどの有機リン系の殺虫剤になります。

 

そのため、長期にわたって化学物質が放出され、床下の隙間を通して室内に入り込む可能性があります。

 

家を建てたあとで出来る対策は、床下の隙間を通して化学物質が通らないよう、隙間を可能な限り埋めることくらいです。

 

天井も接着剤と塗料が使用されていますが、こちらも同様です。

 

壁紙にも接着剤、防カビ剤、可塑剤が使用されています。

 

ただ、壁紙については『目がゴロゴロする三つの原因とシックハウス対策』でシェアしたフォースター(ホルムアルデヒドの発散量によって、建材の使用面積が制限されますが、F☆☆☆☆(フォースター)は最もホルムアルデヒドの発散量が低いことを示しています)の壁紙が市販されているので、そちらを使用すると良いでしょう。

 

暖房器具についても化学物資の発生源になりますが、排気口を設置して煙突から外に化学物質を排出することが可能ですので、シックハウスにお悩みの方は、暖房器具を使用・設置する際には排気口を作ることをオススメ致します。

 

芳香剤、殺虫剤、タバコの煙は個人の努力で減らせると思います。

 

衣類の防虫剤はバラジクロロベンゼンが代表的ですが、このタイプの防虫剤は臭いが消えるまで換気を行えば、シックハウス対策としては十分と言えるでしょう。

 

ただ、ピレスロイド系の防虫剤を使用している場合は注意が必要です。

 

なぜなら、ピレスロイド系は無臭だからです。

 

無臭であるため、私達が気付かぬ間に、部屋の中で化学物質が高濃度になる恐れがあります。

 

ピレスロイド系はバラジクロロベンゼン系と比較して、その毒性は1/10ほどと言われていますので、メリットとデメリットを検討した上で防虫剤を選ぶようにしましょう。

 

各種家具もF☆☆☆☆(フォースター)素材のモノがありますし、家具であれば、天然ムク木材のモノもあるので、どちらかの素材を選ぶことでシックハウス対策はできるでしょう。

 

カーテンとカーペット。

 

この二つに使用されている難燃化剤と可塑剤はシックハウスの要因となりえる化学物質が使用されています。

カーテンのかわりに木製のブラインドを使用する、というのが思い浮かんだんですが、木製のブラインドでも多少は化学物質を使用しているでしょうし、中々難しいところです。

 

ただ、天然木材のブラインドは通販であれば、割高ですがちゃんとあるので一考の価値はあるかと思います。

 

問題はカーペットです。

 

カーペットが使えないならフローリングのままにするよ、とあなたは考えたかもしれませんが、フローリングに各種接着剤に難燃化剤、防カビ剤が使用されています。

 

じゃあ、畳、と言いたくなると思いますが、畳も防虫剤を使用しているはずです。

 

カーペット、フローリング、畳の中でどれが一番化学物質を使用していないか、となるとおそらくは畳になるとは思いますが、人によっては防虫剤に使われている化学物質にアレルギー反応を示してしまう、という方もいると思います。

 

防虫剤不使用の畳、という商品もインターネット上では存在しますが、施行も含めて価格は高めです。

 

あなたにとって、どれが最良かを考える必要があるでしょう。

 

3 シックハウスをまねく化学物質

 

家庭にある品で注意すべきモノはあなたとシェアしたので、その品にあるどんな化学物質に注意すべきなのかを、続けてあなたとシェアします。

 

以下は『シックハウス症候群とその対策 シックハウス・シックスクールを防ぐために』(編集 吉川敏一)を参照、引用させて頂きました。

 

まず、これまでも話題にあがっているホルムアルデヒド。

 

各種木製家具の接着剤や、壁紙の接着剤、合板やパーティクルボード、MDF、フローリングの接着剤と、各種の接着剤に使われています。

 

そして、トルエンとキシレン。

 

こちらは内装材に用いられる接着剤で、塗料の溶剤、希釈財などにも含まれています。

 

エチルベンゼンもほぼ同様ですが、こちらは合板にも使われている化学物質です。

 

スチレンはポリスチレン樹脂や合成ゴム、ポリエステル樹脂にABS樹脂、合成樹脂塗料などに含まれています。

 

基本的には断熱材に用いられる素材のようで、他には浴室のユニットや家具にも使用されています。

 

アセトアルデヒドは木工用の接着剤、防腐剤として用いられる化学物質で、フローリングや家具、建具に使用されています。

 

バラジクロロベンゼンは先程シェアしたように、衣類の防虫剤、トイレの芳香剤として使用されるものです。

防虫剤にはピレスロイド系のモノもありますが、先述したように無臭ですので注意が必要です。

 

クロルピリホスは先程シェアしたように、有機リン系の殺虫剤になります。また、防アリ処理を施した木材にも使用されています。

 

防アリ処理を施した木材、殺虫剤に使われる化学物質としては、他にダイアジノン、フェノブガルブがあります。

 

この他に、可塑剤や塗料として使われるフタル酸ジ―n―ブチル、タル酸ジ―2―エチルヘキシルがあります。

 

溶剤に含まれ、塗料や接着剤、石油系燃焼ガスから出るテトラデカン。

 

これら13種が主な化学物質名になります。

 

シックハウス対策としてはこれらの原因物質が含まれている、先程あなたとシェアした品を遠ざけ、可能であれば天然素材に切り替えていくのがベストでしょう。

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