今日あなたとシェアするのは、緑内障を早期発見するために必要なテレビチェック法についてです。
なぜ早期発見するための方法をシェアするのかというと、それは症状の進行に気づきにくい眼病だからです。
緑内障の2つの症状でもシェアしましたが、大雑把にまとめると、人の目の神経は余裕をもって多めに脳とつながっています。
そのため、眼の神経が少しばかり脱落しても、どうということはありません。
何せ、半分ぐらい眼の神経が脱落しても大丈夫だとされているくらいですから。
緑内障に話を戻しますが、緑内障患者の治療中断やその要因など、治療実態を明らかにすることを目的に、40~60代の緑内障患者900人を対象にした調査をファイザー株式会社が行ったデータがあります。
調査の結果、治療の中断率は18.7%。
特に働き盛りの40代男性の中断率は4人に1人の25.3%で、に上るなど、治療継続率が決して高くない実態が明らかとなっています。
治療中断者の44.6%は1年以上中断し、その平均中断期間は4.5年です。
治療中断者の半数近くが、視野欠損進行のリスクがある実態が明らかになっています。
治療を中断した人は治療を継続している人と比べ、疾患に対する理解度が全般的に低いこともわかっています。
特に10ポイント以上差がついた項目として、
1 18.3ポイント差の「視神経の細胞が死んでいく病気である」32.7%(55/168人)、
2 13.3ポイント差の「中途失明の原因の第1位である」32.1%(54/168人)
3 10.4ポイント差の「強度近視の人は発症する可能性が高い」26.8%(45/168人)
4 10.1ポイント差の「放置すると失明につながる危険性がある」81.0%(136/168人)
の4つがあげられています。
また、治療を中断した人は治療を継続している人と比べ、治療に対する理解度も全般的に低い特徴があります。
10ポイント以上差がついた項目として、
1 22.8ポイント差の「治療を中断すると視野欠損が進行する可能性がある」40.5%(68/168人)
2 18.8ポイント差の「眼圧が正常値でも視野欠損を起こすタイプの緑内障は、眼圧をより下げる治療を行う必要がある」29.8%(50/168人)
3 15.6ポイント差の「多くの場合は、治療で視野欠損の進行を抑えることができる」67.3%(113/168人)
4 11.0ポイント差の「視野欠損の原因となっている眼圧を下げるために治療する」84.5%(142/168人)
この4つがあげられています。
緑内障は理解があまり無い方に対して、失明のリスクが増大する病気であることは、これまでの緑内障に関する記事をシェアして頂ければ、納得して頂けると思いますが、緑内障は早期発見・対応が重要になるので、自己チェックが欠かせません。
ですので、今回は緑内障を早期発見するテレビチェック法についてシェアさせていただきます。
急性緑内障の場合は、眼圧が急激に上昇することで眼痛、頭痛、吐き気が起こります。
そして、本来は透明な角膜が濁り、目のかすみや虹視といった症状が出ます。
急性緑内障を放置すると、数日、最悪のケースでは一晩で失明する可能性もあります。
しかし、症状がはっきりしているので、すぐに眼科を受診すれば大半のケースは失明することなく助かるのですが、注意すべきなのは、頭痛や嘔吐、大量の汗などの症状で、内科や脳外科を受診して、緑内障であることを見過ごしてしまうケースです。
目の痛みや充血、角膜の濁りなど目の症状がある時は、緑内障の可能性も疑うようにしましょう。
問題は、緑内障のうち、9割以上にのぼる慢性タイプの場合です。
何故問題かと言うと、自覚症状がほとんどないからです。
目が疲れやすい、重く感じる、肩がこりやすいという症状を初期に感じることもありますが、これらの症状は緑内障特有の症状、という訳ではないのが判断に困る所です。
かと言って、テレビを見ていて見えない部分がある、見えにくくて不便という、視野が欠ける緑内障特有の症状が出てくると、すでに末期になっています。
この対策として、定期的に眼科を受診するのが有効ですが、他にはテレビチェック法がわかりやすいでしょう。
テレビチェック法のやり方は以下の通りです。
1 テレビを白黒点滅の画面(ザーザーと音をたてるノイズ画面)にします。
2 画面の中央にシールなどで、直径5㎜程度の、目印になるマークを貼ります。
3 テレビから少し離れ(21インチテレビなら30㎝ほど)目印のマークを3~4秒見つめます。
この時、目はキョロキョロさせないでください。
4 画面の点滅模様が均等に見えないところはないかチェックしてください。
もしも暗く見えたり、視野の一部が欠けたり、にじんで見えたり、という具合に周りと違う部分があったなら、視野に異常が発生している可能性があります。
それ以上悪化しないように治療することで、緑内障は進行を止めることが可能ですので、テレビチェック法だけではなく、定期的に眼科の受診をした方が良いでしょう。
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