緑内障治療の考え方

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緑内障治療緑内障の手術についてシェアしようと思うのですが、そもそもなぜこのような知識をシェアしようと思ったのか、それには理由があります。

 

平松類氏の著書に、知識の有無によって治療効果が違ってくる、というデータがあったからでしょ、とこれまで私のブログをシェアしてくれている方は思うかもしれません。

 

そういう要素も確かにあるのですが、これは私見になりますが、緑内障をわずらっている方でも、手術が回避可能であるなら、私は可能な限り手術をしない方が良いのではないか、と考えているからです。

 

 

手術は可能な限りしない方が良いと考えているのに、緑内障手術についての知識をシェアしようとしているなんて矛盾しない? あなたは思うかもしれませんが、もう少しお付き合い下さい。

 

今回は少々長くなります。

 

 

1 緑内障治療の考え方

 

まず、緑内障の手術に限った話ではないのですが、今すぐしなければならない、というケースと、多少考える時間があるケースがあります。

 

1ヶ月くらい余裕があれば、その病気について本で調べたり、良いお医者さんはいないかインターネットで検索したり、もっと良い方法はないだろうかと模索する事が出来ます。

 

しかし、

 

『明日、手術しなければいけません』

『二、三日で決断して下さい』

 

こんなふうに言われたらどうでしょうか?

 

私でしたら、おそらく頭が真っ白になって説明が頭に入ってきません。

 

 

2 ショックな事を言われたら細かい事は覚えていない

 

 

レーシック難民にならぬようレーシックを避ける14の理由』で、私は脚立から転落して頭蓋骨を骨折したことがある、と自己紹介代わりに書いたことがあります。

 

サラッと書きましたが、当時を知る知人は、『血だらけの、阿鼻叫喚の地獄絵図状態』だったそうで、同僚は皆、『ああ、こいつ何かしらの障害が残ってしまうんだろうな』と思ったそうです。

 

事実、私の両親も『一生息子の面倒を見なければいけない』と思ったそうです。

 

悪運が強いのか、幸いなことに私は現在、何一つ後遺症が残らずに回復したのですが、退院直後は左耳から変な音がしていました。

 

サラサラサラサラ、と何かが流れるような音です。

 

お医者さんにも、音がする、と申告して調べてもらったんですが、最初に運び込まれた秋田のとある病院では『耳に異常無し』と原因不明のまま退院し、自宅で療養するため、青森の病院で経過観察してもらおうということで、青森の病院に移りました。

 

ここでも、左耳で変な音がする旨は説明しましたが、やはり原因不明。

 

あんな大怪我を負って、サラサラ音がするくらいで済んだんだから儲けもの、と考えて、二か月後に職場に復帰しました。

 

頭蓋骨を骨折して半年ほどした時でしょうか、一月に一回の経過観察を続けていたんですが、その日も普通にMRIで検査をした後のことでした。

 

『すぐに入院して下さい。数日中に手術が必要です。命に関わることですので、まず親御さんにご連絡を』と言われました。

 

その時、他にも色々言われたんですが、は? 入院? すぐに手術? 何で? と半ばパニックになりながら両親に電話し、それからしばらくして『あ、入院しないといけないんだから、職場にも電話しないといけないんだ』と電話した覚えがあります。

 

何でこんなことになったかというと、左耳でサラサラサラサラと変な音がしていたのは、脳の血管の一部が小さく破れていたからで、これを放置すると死に至る可能性もある、という説明を、お医者さんからもう一度説明を受けた両親が私にしてくれました。

 

私としては、『最初に診察を受けた病院のお医者さんは腕が悪かったと仮定しても、続けて青森の病院でも腕が悪いからわからない、なんてことはないだろうから、これはもうどんなお医者さんに見て貰ってもわからないことなんだろうな』と諦めていたんですが、なんてことはない。

 

一言で言えば、両方のお医者さんがミスをしていただけでした(T-T)

 

たまたま、私を担当していなかったお医者さんが、私のMRIの画像を見る機会があり、異変に気付いてくれた、という私にとっては幸運な偶然があっただけなのです(異変に気付いてくれたお医者さんは、青森県内でも有名な脳医学の専門家だそうです)。

 

この経験は、私にセカンドオピニオン(違う医療機関の医師に第二の意見を求めること)の重要性と、もう一つのことを教えてくれました。

 

それは、『すぐに入院して下さい。数日中に手術が必要です。命に関わることですので、まず親御さんにご連絡を』というような、切迫した緊急事態が発生したら、お医者さんから説明を受けてもほとんど頭に入ってこないことです。

 

事実、私自身がお医者さんから説明を受けたことで覚えているのはこれくらいで、頭の血管が小さく破けている、というのは両親からもう一度説明を受けて理解できました。

 

ここでようやく、話が『手術は可能な限りしない方が良い』という私の持論に戻ります。

 

私のように、即、命に関わる、というのであれば問答無用でしょう。

 

しかし、緑内障の場合は、失明の可能性はあっても、命まで失う可能性はほぼないでしょう。

 

ほとんどのお医者さんが、緑内障の患者さんに手術を勧めるのは、それがあなたのためになるからと判断しているからです(……中には悪徳なお医者さんもいるでしょうが)

 

ただ、何をもって『あなたのためになる』のかは判断が難しいのです。

 

緑内障はお医者さん側からすると『失明せずに視野を確保できれば成功』と考えます。

 

多少の違和感、乱視などの異常は仕方ない、と考えているのです。

 

一方、私達の常識からすると、手術したからには完治するもの、と考えます(青森の病院に転院したのは、耳でサラサラなる音を完治させたかった、という側面もあります)

 

ですが、緑内障の手術は基本的に、いかに眼圧を下げるか、これのみを考えていると言っても差し支えは無いでしょう。

 

多少の違和感や乱視を解決できるわけではありませんし、さらには確実に失明を防げる訳でもないのです。

 

さらには、手術後には、手術前と比べて視野が狭くなったり、見づらくなったりするデメリットも存在します。

 

手術をして、5年間その効果を維持できるのは、緑内障の場合では7割と平松類氏は著書『緑内障の最新治療』で述べています。

 

効果が何もない、失敗する確率が3割あることになります。

 

失明せずに視野が確保できれば成功と考えていることをお医者さんはそもそも説明しないでしょうし、多少の違和感や乱視を解決できないこと、うまくいかない可能性も3割ほどあることと合わせて、あなたの現在の状況を細かくお医者さんはあなたに教えてくれるでしょう。

 

しかし、私のように、『すぐに入院して下さい。数日中に手術が必要です。命に関わることですので、まず親御さんにご連絡を』なんて言われたって、お医者さんのその後の説明なんて頭に入ってきません。

 

文字通り、身をもって、実体験済みです。

 

みなさんはこんな実体験しないで下さいね。

 

頭蓋骨折ると、身動き取れませんし(実話)、トイレもおまるやし尿瓶にしなければいけませんし(実話)、用を足す際は看護師さんに手伝って貰わなければなりませんし(実話)

 

いい加減、実話から離れましょうか……(T-T)

 

話を戻しますが、ショックなことがあると、説明が頭に入る方もいるとは思いますが、私のような方もたくさんいると思います。

 

ただでさえ緑内障の手術は、他の手術と違い、患者側からすると『成功した』という実感が得にくい病気だからこそ、手術についての知識を、あなたはある程度は持っておく必要があるのです。

 

緑内障治療には、このような考え方が必要だと思うので、私の実体験を交えてシェアさせて頂きました。

 

次回は、緑内障の手術やレーザー治療など、方法についてあなたとシェアする予定です。

 

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