正常眼圧緑内障とは

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正常眼圧緑内障

今日、あなたとシェアするのは、正常眼圧緑内障についてです。

 

正常眼圧緑内障、読んで字の如く解釈すると、正常な眼圧な緑内障、ということになります。

 

そもそも緑内障とは、視神経に異常が発生してしまうことで、眼からの情報が脳へ正確に伝えられなくなり、視野が狭くなる、あるいは視力低下の発生、最悪失明する病気です。

 

 

そして、この『視神経に異常が発生』してしまう大本の原因として、目の圧力が高くなり過ぎることによって神経が圧迫されるから、というのが有力な考え方です。

 

つまり、目の圧力が高くなり過ぎることが、緑内障の原因、と現時点では考えられています。

 

なのに、『正常眼圧緑内障』って、なんか変じゃない? とあなたは思われるかもしれません。

実際私は、何かおかしいなぁと、正直思います。

 

 

1 正常眼圧緑内障

 

そもそも、日本人の緑内障の七割以上が、この正常眼圧緑内障なのではないか、と言われているほどです。

 

混乱するといけないんで、細かく知識をシェアさせて頂きますが、これまでにあなたとシェアさせて頂いた緑内障は二つ。

 

一つが、原発閉塞隅角緑内障。

 

もう一つが、原発解放隅角緑内障。

 

他にも種類はあるんですが、大半がこのどちらかの緑内障なので、これまではこの二つしかシェアしていません。

 

これに正常眼圧緑内障、という緑内障が加わる訳ではありません。

 

 

言うなれば、タイプの一つと考えて下さい。

 

眼圧が高くなっている、原発閉塞隅角緑内障。

正常眼圧の、原発閉塞隅角緑内障

 

眼圧が高くなっている、原発解放隅角緑内障

正常眼圧の、原発解放隅角緑内障。

 

で、緑内障をわずらう方の7割以上が、正常な眼圧である、というのが現状です。

 

2 正常眼圧緑内障になる理由

 

話を元に戻しますが、目の圧力が高くなり過ぎることが、緑内障の原因、と現時点では考えられているにもかかわらず、なぜ『正常眼圧緑内障』なんてものがあるのか?

 

理由は良くわかっていない、というのが現状です。

 

いくつか説がありますが、有力視されている説は、視神経が耐えられる眼圧に個人差があるのではないか、という説です。

 

基準値内の眼圧でも、その人にとっては高過ぎる眼圧であれば、緑内障になってしまう、というのは普通に有り得そうです。

 

このため、正常眼圧緑内障だからと言って特別違う治療を行う訳では無く、通常の緑内障と同じように眼圧を下げる方法を実施されます。

 

現に、海外で実施されたCollaborative Normal Tension Glaucoma Study(CNTGS)という、大規模な臨床研究がありますが、この研究では正常眼圧緑内障の方でも、眼圧を3割低下させると、8割の患者さんの緑内障進行を抑えることができた、と発表しています。

 

もう一つの説で興味深いものは、この眼圧の基準そのものが日本人には合っていないのではないか、という説です。

 

これは、現在の正常眼圧の基準が欧米での統計を元に決定されているためです。

 

そのため、元々日本人の基準に当てはまらないのではないか、という説です。

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