視力0.3以下の近視が緑内障になるリスクは2.6倍

目安時間:約 12分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 人気ブログランキング

緑内障今回、あなたとシェアさせて頂くのは近視と緑内障にかかわるリスクについてです。

 

本当はコンタクトレンズについての記事をシェアさせて頂こうと考えていたのですが、まだ情報が集め切れていないので、こちらの

情報を先にシェアさせて頂きます。

 

まず結論から先に言うと、視力が0.3以下の方は、緑内障にかかるリスクが2.6倍以上になってしまうのです。

軽度近視

近視の進み具合(度数)

裸眼視力の範囲

-0.25D

1.20.8

-0.50D

1.00.5

-0.75D

1.00.4

中度近視

近視の進み具合(度数)

裸眼視力の範囲

-1.0D

0.90.2

-1.25D

0.80.1

-1.5D

0.80.1

-1.75D

0.70.08

強度近視

近視の進み具合(度数)

裸眼視力の範囲

-2.0D

0.70.08

-2.5D

0.50.06

-3.0D

0.30.04

-3.5D

0.30.04

最強度近視

近視の進み具合(度数)

裸眼視力の範囲

-4.0D

0.20.04

-4.5D

0.20.04

-5.0D

0.10.02

-6.0D

0.10.02

-7.0D

0.060.02

-8.0D

0.040.01

引用元 これで視力がグングン回復する(133P) 仲上紀政 著

 

え、ウソ、2.6倍ってどういうこと、適当なことを言っているんじゃないだろうな、と言われるかもしれませんが、ちゃんと根拠はあります。

 

1 近視の度数が進むほど緑内障になりやすい

 

まず、上記の表ですが、これは近視の進み具合(度数)と、裸眼の視力を対応させた表です。

 

以前『本当の視力を知る二つの基準 実用視力とジオプトリー』でもシェアさせて頂いたものです。

表の下に行くほど、近視が進んだ状態であることを示しています。

 

軽い近視の方であれば、メガネで4段階(-1.0D分)近視が進んでしまうと1.85倍緑内障になるリスクが増えてしまうと言われています。

こちらは日本緑内障学会が発表している、多治見疫学調査報告書、通称多治見スタディと呼ばれる疫学調査で判明した事柄です。

 

また、-3.0D以上の強い近視の方であれば、メガネで4段階(-1.0D分)の近視度数が上がると2.6倍緑内障になるリスクが増えてしまうと言われています。

 

他にも、元京都大学医学部眼科助教授・千原悦夫氏も指摘していることですが、著書の『緑内障を治す本』より、130Pの一文を引用させて頂きます。

 

『近視と緑内障の間には、じつは切っても切れない関係があります。緑内障の患者さんには近視の人が多い、また、近視の人は眼圧(目の圧力)が高めなのです。つまり、近視が強いほど緑内障になりやすいわけです』

 

信じたくないとは思いますが、近視が強いほど、失明のリスクが上昇する、ということになります。

実を言うと、私も信じたくありません。

 

何故なら私の裸眼視力は両目とも0.1前後しかないので(検査する眼科によっては0.1以下になります)強度近視であることは確実です。

-3.0D以上の強い近視は2.6倍以上緑内障になるリスクが高い、と考えただけでゾッとしてしまいます。

私が目のことをあれこれ調べて、どうにかして視力を回復出来ないものか、と考えるようになった理由の一つです。

 

しかし、私と違ってあなたは『緑内障なんて自分には関係無い』と思っているかもしれません。

ですがここに、こんな恐ろしいデータがあります。

 

厚生労働省の調査では、1987年の時点で緑内障の患者数は14.4万人でしたが、2011年には72万人に達し、5倍以上に増えている計算になります。

ただし、この72万人という数字は、医療機関を受診して治療を受けている患者の数です。

岐阜県多治見市で40歳以上の男女から無作為に抽出した3011人を対象に、緑内障の調査をしたところ、緑内障にかかっている方は5.78%にも及びました。

そのため、潜在的には緑内障の患者数は500万人前後と推計されているのです。

40歳以上の日本人の約17人に1人が緑内障と考えられる割合で、約90%以上の方がまだ気付いていないと考えられているのです。

さらに言うなら、この緑内障の推定患者数は、年を経るごとに増加していくのではないかとも考えられているので、17人に1人が15人に1人、10人に1人となっていくことも十分考えられます。

現時点での計算でも、緑内障になっているであろう10人に9人が、まだ自分が緑内障にかかっていることに気付いていないことになるんです。

 

10人のうち、9人が気付いていない病気なんて、そうそうないのではないか、と私は思います(と言うか、思いつきません)

 

2 若年性緑内障

 

でも私、まだ若いし、20代だし、まだまだ大丈夫だよね。

そんな風に思いたいのも理解出来ます。

私も33歳ですから、

『緑内障? 60代以降になってから心配しなきゃいけない目の病気でしょう? 俺はまだ30代だから大丈夫、大丈夫』

こういうふうに思いたいんです。

 

以下のデータが無かったなら、ですが。

 

最近では緑内障の若年化傾向がみられ、40代未満であるにもかかわらず、緑内障にかかる例が増えているのです。

緑内障フレンド・ネットワークは2009 年に患者である会員を対象にアンケート調査を実施していますが、緑内障診断時の年齢を調査したところ、40歳未満の方が12.1%、40代が26.8%、50代が35.6%と低年齢化の傾向があります。

 


緑内障フレンド・ネットワーク患者会員調査より引用

 

60代以降で緑内障になっている人の割合は、25.5%と、およそ1/4ほどしかいないのです。

50代を除いても、38.9%と4割近い方が50歳未満で緑内障になっているデータがあるのです。

このデータを見ても、緑内障の若年化が進んでいることは明白な状況です。

 

3 正常眼圧緑内障

 

でも今の所、目に異常は無いし、緑内障は眼圧というものが関係しているそうだけど、それにも異常が見受けられないし、やっぱり大丈夫だよ、とあなたは思っているかもしれません。

 

しかし、こと日本人に限って言えば、眼圧が正常と判断されてもまだ安心することは出来ないのです。

なぜなら、こんなデータがあるからです。

 

日本における、目についての大規模な調査(多治見スタディ)では、日本人の平均眼圧は14.5 mmHgであるとされています。

 

これに個人によるばらつきを加味し、標準偏差が2.5 mmHgとすれば、日本人の正常眼圧は10~20 mmHgとなります。

もっとも、この眼圧というものは1日の間でも時刻によって変動しますし、水を一気に飲んでも変動してしむものなので、個人差がかなりあるものではあります。

さらに付け加えるなら、日本においては四季の違いがあるので、眼圧は冬に高くなり、夏場には逆に低くなることがわかっています。

 

話を緑内障に戻しますが、緑内障はこの眼圧がかかわってくる眼病です。

古典的な緑内障は、眼圧が正常な値である10~20mmHgを超えてしまうことで視神経を圧迫し、視野が狭くなり、最終的には失明してしまう眼病です。

 

しかし最近の日本においては、眼圧が正常な値であるにもかかわらず、視神経の萎縮が進み、緑内障と同じような視野狭窄の状態に陥る方が増えているのです。

先述した多治見スタディでは、眼圧が正常な範囲内であるにもかかわらず、緑内障になっている『正常眼圧緑内障』の患者さんが半数以上を占めていることがわかっています。

 

4 強度近視は失明の原因になりえる

 

さらに、インターネットでの調査では『強度近視が失明の原因になりうることを知っているか』という調査が行われましたが(参天製薬株式会社・バイエル薬品株式会社調査)、90.2%が知らないと回答しています。

 

失明原因は他にも糖尿病網膜症、網膜剥離、加齢黄斑変性、白内障とありますが、いずれの症状も年をとること、もしくは視力の悪化と共に失明するリスクが増えるとされる目の病気です。

 

もし、あなたの裸眼の視力が0.3以下であるなら、年齢にかかわらず自分が緑内障になる可能性が、視力が1.0以上の方より2倍以上高い事実を把握しておくべきです。

 

レーシックやオルソケラトロジーを用いずに、裸眼視力を回復する事は非常に難しいのは重々承知していますが、目の疲れを取ってあげるだけでも視力低下が防げるケースもあります。

 

私のように、視力が落ちてから嘆くのが嫌なのであれば、今の内から対策を取るべきでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 人気ブログランキング

この記事に関連する記事一覧

comment closed

最近の投稿
カテゴリー
ブログランキングに参加しています