高眼圧症とは

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高眼圧症

前回はあなたと、正常な眼圧でも緑内障になってしまう、正常眼圧緑内障についてシェアさせて頂きました。

 

正常眼圧緑内障は、文字通り眼圧が正常でも緑内障の症状が出ている眼病ですが、勘の良い方であれば、その逆はないのだろうか、と疑問に思われたかもしれません。

 

はい、確かにそのような症状があります。

 

今日は、緑内障ではありませんが、高眼圧症という眼病についてあなたとシェアしたいと思います。

 

 

1 高眼圧症とは

 

 

眼圧が正常な上限である20㎜Hgを超えているものの、隅角も正常に開放隅角の状態で、緑内障による視神経の障害が認められない状態を、高眼圧症と呼ばれています。

 

この高眼圧症が少々厄介なところは、大雑把に二つのグループに分けられるからです。

 

一つは、角膜が分厚いために、見かけ上は眼圧の値が高くなってしまっているものの、いたって健康な方。

 

もう一つは、緑内障予備軍。

 

24㎜Hg以上の高眼圧症に対して、全く治療をしないで放置しておくと5年間で9.5%の方が緑内障になるとも言われています。

 

【出典:Kass MA et al.: The Ocular Hypertension Treatment Study. - A Randomized Trial Determines That Topical Ocular Hypotensive Medication Delays or Prevents the Onset of Primary Open-Angle Glaucoma - Arch Ophthalmol 120: 701-713, 2002】

 

しかし、逆に言えばおよそ9割の方は放置していても健康そのものだった訳で、このデータから判断すると、高眼圧症と判断されたからと言って、緑内障予防のために点眼治療を開始するべきだとは、一概には言えないかもしれません。

 

30mmHg以上の、極端に眼圧が高いケースなどでは眼圧を下げる治療が勧められるとは思いますが、眼圧が高いだけでは、視神経に必ずしも悪影響がある、という訳ではないからです。

 

眼圧の値だけでは、治療の必要性は決定できません。

 

まず、眼底検査で異常がないかをチェックしてもらい、視野検査でも異常が無いかを診断して貰う必要があります。

 

各種検査をしても異常が無ければ、今すぐ治療を行う必要性はないかもしれません。

 

理由としては、治療にかかる費用があげられます。

 

目薬をさすだけですので、大きな副作用はそうそうないでしょうが、薬物治療を開始すれば中断するという選択肢はまずありません。

 

緑内障治療は、技術の進歩が無い限りは一生続くものです。

 

それに、大きな副作用はそうそうないでしょうが、小さな副作用は結構あります。

 

緑内障治療に用いる目薬については緑内障に用いる24の目薬と3つの飲み薬でもあなたとシェアしましたが、が、これらの副作用も治療には考慮すべきです。

 

副作用に加えて目薬を処方してもらう費用がずっとかかるというデメリットもあるので、高眼圧症で、異常が無い場合は治療を行うか否かを考える必要があります。

 

高眼圧症と診断された場合は、定期的に眼科で診察を受けるべきなのは間違いありませんが、緑内障にかかるリスクが高いと判断された場合は話が変わってきます。

 

目薬を用いた緑内障治療に入る、という選択肢も有り得ます。

 

まずは、高眼圧症と診断されたら、定期的な経過観察を行うことが重要でしょう。

 

その場合は、使用している薬について、全てお医者さんに報告しておきましょう。

 

中には、精神安定剤や風邪薬のような、眼圧があがってしまう薬もあります。

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