糖尿病のアルツハイマー発症リスクは約4.6倍

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糖尿病 認知症発症リスク

健康でいたければ運動をすること、特に下半身を鍛えることで、脳の健康を保つ事にどれだけ役立つかをあなたとシェアしました。

 

具体的には、下半身を鍛えることで脳の健康が保てるのは、血液を効果的に循環させることができるようになるからだとシェアしました。

 

では、全身を駆け巡るこの血液に不具合があると、脳にどんなデメリットが起こるのでしょうか。

 

 

血液の状態が整っていない、というと高血圧、高脂血といった状態がまず考えられます。

 

この他に、肥満、糖尿病といったメタボリックシンドロームの状態も、血液がドロドロしている状態であることが考えられます。

 

実は、こういった症状を患っていると、脳血管性認知症及びアルツハイマー型認知症において、リスクがあると報告されています。

 

1 メタボリックシンドロームと認知症リスク

 

Luchsinger氏が発表した論文は、65歳以上のアメリカ一般住民1,138名を対象としたもので、その内容は高血圧・糖尿病・心疾患・喫煙の有無と、アルツハイマー型認知症に関係があるのかを探ったものです。

 

この研究の結果、先述した高血圧・糖尿病・心疾患・喫煙という危険因子が多ければ多いほどアルツハイマー型認知症の発症数が増えると報告しています。

 

さらに、この危険因子が3個以上あると、危険因子が無い方と比べて、アルツハイマー型認知症を患うリスクが3倍以上になると発表しています。

(参照 Luchsinger JA,et al: Aggregation of vascular risk factors and risk of incident Alzheimer disease. Neurology,2005; 65: 545-551)

 

この研究の他に、日本でも以下のようなデータがあります。

 

1985年から福岡県の久山町では、生活習慣病と認知症に関しての研究が現在も進められており、『生活習慣病と認知症』の中で、高血圧症の人が正常血圧の人より、脳血管性認知症になるリスクが3.4倍高いとされています。

 

また50歳以上64歳以下の中年期で高血圧の方は、これよりも高い認知症リスクがあるとされており、これらのリスクから判断し、若い頃から高血圧であればあるほど、脳血管性認知症になる確率が高いとされています。

 

2 糖尿病と認知症リスク

 

他にも、糖尿病と認知症の関連が考察された論文も発表され、インターネット上でもPDFが掲載されています。

http://www.okochi-cl.com/docs/pdf_kyoushitsu/file16.pdf#search='%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E5%A4%A7%E5%AD%A6+%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87+%E2%85%A1%E5%9E%8B%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85+%E8%AB%96%E6%96%87'

 

九州大学で行われていた研究の結果、2型糖尿病(血液中のブドウ糖(血糖)が正常より多くなる病気)と関係する高インスリン血症状態が、アルツハイマー型の原因と言われている、アミロイドβ蛋白を分解出来なくする事がわかったそうです。

 

さらには、このアミロイドβ蛋白と同じく、アルツハイマー型の原因なのではないかと考えられている、タウ蛋白の変質にも関わっていると推測されています。

 

糖尿病の人のアルツハイマー発症リスクは、血糖値が正常な人より約4.6倍も高くなっているのです。

 

他にも高血圧・高脂血、糖尿病といった、血液が万全とは遠い状態にあると、認知症リスクが劇的に上がってしまうのです。

 

こういったデータから考えていくと、血液の状態を整えることは認知症リスクを減らすことになります。

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