かぼちゃの栄養と認知症への効果

目安時間:約 5分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 人気ブログランキング
かぼちゃ 認知症

前回はあなたと認知症に有効な食べ物についてシェアしましたが、その深堀をします。

 

βカロテンの多い野菜、となるとにんじんに次いで出てくるのがかぼちゃではないでしょうか。

 

 

1 かぼちゃとβカロテン

 

にんじんには可食部100gあたり、βカロテンが9100ugも含まれていましたが、かぼちゃも4000ugも含まれて

います。

 

かぼちゃの選び方としては、形がよくて、ずっしりと重いモノ、軸が太く、切り口が枯れていて、コルク状になっているとより良いでしょう。

 

また、かぼちゃ、と一口に言っても、実は西洋かぼちゃと日本かぼちゃでは栄養面で大きく異なります。

 

βカロテンの含有量が、西洋かぼちゃの方が圧倒的に多いのです。

 

かぼちゃの栄養価の違いについては、常温まで冷やしたかぼちゃ150グラム食後の血糖値でシェアしています。

 

先程シェアしたかぼちゃのβカロテン含有量は西洋かぼちゃのもので、日本かぼちゃはこの1/6ほどしかβカロテンが含有されていません。

 

抗酸化力が強いビタミンC、Eも豊富な野菜で(可食部100gあたりビタミンCは43㎎、ビタミンEが4.9㎎)免疫力を高める、血行を促進するためにかぼちゃを食すのであれば、西洋かぼちゃを食べた方が良いでしょう。

 

2 ニコチアナミンによる長期記憶の改善

 

また、かぼちゃには、脳にとって特筆すべき栄養素があります。

 

それはニコチアナミンという物質で、その効果は長期記憶の改善です。

 

弘前大学農学生命科学部の高田晃の論文では、マウスを使った動物実験で、ニコチアナミンを多量経摂取群、少量摂取群、無摂取群の三つに分け、モーリス水迷路試験、というものを行ったそうです。(ちょっとモーリス水迷路試験、なるものがわからないので、そういうものがあるということだけ明記しておきます)

 

この試験を行ったところ、実験2日目に多量摂取群の長期記憶が増強されている可能性が高いそうです。

 

データでは、マウスがゴールに到達する時間を計測したところ、無摂取群が44秒に対し、多量摂取群は7.5秒と6倍近く早くなっているので、動物実験においては確かな効果があがっているようです。

 

このニコチアナミンは、加熱してもほとんど破壊されないという特徴があるので、βカロテンやビタミンEが脂溶性であることも考えると、吸収率を上げるために天ぷらやソテーにして食べる、というのが良いでしょう。

 

かぼちゃコロッケやポタージュも良いですね、

 

3 血液脳関門とは

 

かぼちゃに含まれるニコチアナミンは血液脳関門を通過することができるのですが、この血液脳関門とは何ぞや? と首を捻っているかもしれませんので、ここでシェアしたいと思います。

 

わかりやすく言うと、脳の神経細胞を有害物質から守るガードマンです。

 

このガードマンは、アミノ酸、糖、カフェインにニコチンやアルコールといった、一部の物質だけを『ここ通っても良いよ』という許可を出すのです。

 

ガードマンのくせに、どうして明らかに有害なニコチンを通すのかは謎ですが、いずれ調べてあなたとシェアしようと思います。

 

ただ、この血液脳関門はまだまだわからないことも多く、分子量の小さい物質は通れる、と調べる前までは私も思っていたのですが、必ずしもそうではない、というのが難しいところです。

 

具体的に言うと、インスリンのような大きな分子でも、このガードマンのチェックを通るケースもありますし、分子量が100以下の小さな物質でも簡単には通らないパターンもあるのです。

 

血液脳関門は選り好みの激しいガードマン、と覚えておくと良いでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 人気ブログランキング

この記事に関連する記事一覧

comment closed

最近の投稿
カテゴリー
ブログランキングに参加しています