円錐角膜の治療法 クロスリンキング

目安時間:約 5分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 人気ブログランキング
円錐角膜 クロスリンキング

円錐角膜はともかく、クロスリンキング? ゲームの単語ですか? とあなたは思うかもしれませんが違います。

 

クロスリンキングとは、ドイツのSeilerらが開発した、円錐角膜を治療する手術方法の一つです。

 

今日は円錐角膜と高速クロスリンキングについてあなたとシェアしたいと思います。

 

 

 

1 円錐角膜の原因と症状

 

 

で、この高速なんたらを用いる円錐角膜とはどういう目の病気なんだ? と疑問に思うかもしれません(というか、まずろーがわかりませんでした(汗))

 

本来、角膜はドーム状の形をしているんですが、この円錐角膜にかかってしまうと、ドーム状の角膜が、中央が薄くなることで円錐状になってしまうんですね。

 

これが円錐角膜です。

 

大体は10代でなる眼の病気なのですが、30代以降は大きくは進行しません。

 

この円錐角膜になってしまう原因は未だに解明されておらず、アトピー性皮膚炎と合併しているケースが多いことから、眼をこすることが悪化の原因の一つなのでは、と考えられています。

 

また、遺伝的な要因も考えられています。

 

症状としては、最初のうちは視力低下があるものの、眼鏡でカバーできる程度の視力低下です。

 

ただし、角膜が突出してくると、眼鏡での矯正が不可能となり、ハードコンタクトレンズが必要になってきます・

 

これがさらに悪化してしまうと、ハードコンタクトレンズですら視力の矯正が不可能となってしまいます。

 

この円錐角膜が進行中に、角膜の奥にダメージが及んでしまうと、そのダメージを受けた個所から角膜内に房水(眼の内液のこと)が入り込んでしまい、急性水腫(角膜が腫れてしまう)にかかってしまうこともあります。

 

このケースですと、肉眼で確認できるくらいに、角膜の中央が白濁してしまうので、視力低下はさらに拍車がかかってしまいます。

 

 

 

2 高速クロスリンキング

 

 

さて、この円錐角膜を治療する高速クロスリンキングですが、そもそもクロスリンキングとは、ビタミンB2(リボフラビン)と紫外線を使用することで、角膜を強化させる方法のことを言います。

 

治療法の内訳は、まず点眼麻酔を行い、角膜の上皮をはがし、数分ごとにリボフラビンの点眼を行います。

 

その後、波長365ナノメートルの紫外線を角膜に照射することで、リボフラビンと紫外線の作用により、角膜を構成するコラーゲンの繊維が絡み合わせることで(これをクロスリンキングと言います)、角膜の強度を増します。

 

 

3 レーシックと高速クロスリンキング

 

 

ところで、あなたもお気づきかもしれませんが。この記事は『その他の眼病』の他に、『レーシック』のカテゴリにも振り分けられています。

 

実は、レーシックによって角膜を薄くすると、角膜の強度が不足することで、ごくまれに円錐角膜のような角膜拡張症(ケラトエクタジア)という合併症を発症してしまうケースがあります。

 

こうならないよう、クロスリンキングを行うことで安全性を増すのですが、クロスリンキングには本来、紫外線を30分ほど照射する必要がありました。

 

しかし、この高速クロスリンキングでは目への紫外線照射時間が5分に短縮されているため、これまでのクロスリンキングより目への負担が軽くなっています。

 

レーシックでクロスリンキングを行った場合は、角膜上皮が再生するまでコンタクトレンズを数日間使用することになります。

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 人気ブログランキング

この記事に関連する記事一覧

comment closed

最近の投稿
カテゴリー
ブログランキングに参加しています