花粉症対策に効果的な6つの栄養素

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花粉症対策花粉症に対して有効な予防策を前回はあなたとシェアしましたが、今回は花粉症に効果があると考えられている栄養についてあなたとシェアしたいと思います。

 

まずは、ビタミンC。

 

ビタミンCの名称はあなたも聞いたことがあると思います。

 

不足すると壊血病になる、抗酸化作用がある、風邪に良い、という話は聞いておられるかもしれません。

 

しかしビタミンCにはこの他にも殺菌作用、鎮痛作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用、コラーゲン合成の促進、免疫機能の増強、と数えればキリがないくらい人体に有用な力を持っています。

 

 

ガンや心臓病、脳卒中に代表される生活習慣病にも効果があるのではないか、とされているくらいです。

 

中には、ビタミンCを直接投与する事でガンを叩くことも出来る、という主張もあるくらいで、実際に高濃度のビタミンCを点滴によって直接投与する病院もあります。

 

 

1 ビタミンCの花粉症への効果

 

そんなビタミンCは、各種アレルギー疾患に対しても効果がある、とされている研究、論文がいくつかあります。

 

まず、ブルックリンのメソジスト病院で実施された研究ですが、1日1,000mgのビタミンCを3日間投与する、という実験が行われました。

 

結果、ヒスタミンとロイコトリエンという、アレルギー症状の要因と考えられている物質が血液中から大幅に減少したとまとめられています。

 

ただ、ニュージャージー医科歯科大学のリチャード・ポデル博士は、アレルゲンに接触さる前からビタミンCをとるのは有効だ、と言っており、その効果は予防的なものに限られる、としている方もいます。

 

ちなみに、このリチャード博士は、『これは効く! ビタミン・ミネラル事典』の中で、ビタミンCのアスコルビン酸カルシウムなどを、1回に摂取する量を500~1000㎎として、1日2回の摂取を勧めています。

 

ただ、注意点として、中にはビタミンCを1200㎎摂取すると下痢をしてしまう人もいるので、下痢が起こったらビタミンCの摂取量を落とすべきだと、とも書かれています。

 

ちなみに、ビタミンCにおける一日の推奨摂取量100㎎なので、かなり多い印象は受けますが、基本的に過剰摂取をしてもビタミンCは水溶性のため、危険な副作用はありません。

 

ビタミンCがたくさん含まれている食品は、アセロラ、赤ピーマン、パセリ、ピーマン、柿、キウイ、いちごなどがあげられます。

 

 2 ビタミンB6の花粉症への効果

 

ビタミンB6も非常に大事な栄養素の一つと言えるでしょう。

 

ビタミンB6の機能はたくさんありますが、免疫機能の正常化に欠かせない栄養素であり、『ビタミン・バイブル』という本の中で、著者のアール・ミンデル氏は、アレルギー患者に対してマルチビタミン・ミネラル、ビタミンC、パントテン酸とともにビタミンB群の摂取を推奨しています、

 

そもそもが、免疫機能の正常化に欠かせない栄養素なのですから、これが欠けたら身体が何かしらの異常を訴えるのは、自然の帰結と言えるでしょう。

 

ビタミンB6が多く含まれる食品として、にんにく、酒粕、牛レバー、まぐろやさんま、あじ、いわし、さばに代表される青魚にも多く含まれています。

 

普通に食事をしている分には、過剰摂取は心配無い栄養素なので、しっかり食べてビタミンB6を摂取しましょう。

 

こちらは男子と女子で推奨摂取量が異なります。

 

男性で1.4㎎、女性で1.2㎎になります。

 

 3 マグネシウムの花粉症への効果

 

次に、マグネシウム。

 

こちらは、ブリガムヤング大学で行った動物実験の結果ですが、マグネシウムが欠乏すると、アレルゲンによるヒスタミン放出量が増えたと、ゲイ・フランツ博士は言っています。

 

また、ジョージ・ワシントン大学医療センターの免疫化学研究所所長のテリー・M・フィリップス博士は、マグネシウムの欠乏がアレルギー症状を悪化させる、と言っています。

 

マグネシウムが体内から不足すると、アレルギー症状を引き起こすと考えられているヒスタミンという物質が産生されやすくなるのですが、悪い事に、日本人にとってマグネシウムはカルシウム並み、あるいはそれ以上に不足しがちなミネラルです。

 

日頃の食事からマグネシウムが不足しないように気を付けるべきでしょう。

 

マグネシウムは海藻類や豆類に多く含まれています。

 

あおさ、あおのり、わかめ、ひじき、昆布、とろろこんぶ、豆類でいくとアーモンド、油揚げ、豆腐、凍り豆腐、きな粉、そしてゴマといった品にマグネシウムが多く含まれています。

 

マグネシウムの推奨摂取量も性別で異なり、男性で370㎎、女性で280㎎となっています。

 

普通の食事をしている限り、マグネシウムは過剰症に陥ることはまずありません。

 

ただし、医薬品ではマグネシウムは下剤として使われることもあるように、サプリメントなどで過剰に摂取してしまうと下痢を起こすので、サプリメントを使用して摂取する方は注意しましょう。

 

また、大量のアルコールを飲むとマグネシウムが不足してしまいます。

 

加えて、カルシウムを多くとればとるほど、マグネシウムは排泄されてしまう栄養素なので、マグネシウムとカルシウムの摂取比は1:2が良いとされています。

 

 4 α―リノレン酸の花粉症への効果

 

α―リノレン酸、という単語がそもそもわからない方もいらっしゃると思います(調べてみるまで私はわかりませんでした)

 

エゴマやエゴマ油、シソの実とシソの実油に含まれる脂肪酸の一種で、第三の油として注目されている成分です。

 

注目されている理由は、その健康効果にあります。

 

第三の油というくらいですから、第一、第二の油がある訳で、第一は『動物性脂肪』、第二が『リノール酸主体の植物性油』になります。

 

このリノール酸というものは、細胞の成長に必要不可欠な必須脂肪酸であり、コレステロールの低減作用という有用な効果を持っています。

 

その一方で、体内で過酸化脂質(中性脂肪やコレステロールなどの脂質が、活性酸素によって酸化されたもの)を作りやすく、成人病の要因にもなります。

 

α―リノレン酸はこの恐れが無い上に、様々な効果効能がある、ということで注目されているのです。

 

花粉症にも効果があり、名古屋市立大学の奥山治美教授が、ロイコトリエンがリノール酸から代謝されたケースと比較すると、α―リノレン酸から代謝されたケースの方が、その作用が数十分の一と穏やかなため、アレルギーによる炎症反応に抑制的に機能する、と報告しています。

 

 5 DHAとEPAの花粉症への効果

 

これに、DHAとEPA。

 

どちらも魚に含まれる脂肪酸で、EPAは血栓の生成を抑え、動脈硬化の要因となる血液中のコレステロールを下げる働きがあるとされています。

 

DHAは脳の情報伝達や、記憶の保持に大きな影響力があるのではないか、と考えられている成分です。

 

EPAはアトピーや気管支喘息、花粉症などに対して予防効果、治癒効果があるとされており、これは炎症を抑制するビオチンの効果を高める効果があるためではないか、と考えられています。

 

一方のDHAも、アレルギー反応が起こる過程で働くロイコトリエンとPAFの働きを抑制することがわかっています。

 

ただ、アレルギー反応が起こる過程では、ヒスタミンも関わっていますが、DHAの摂取では、ヒスタミンの過剰反応によるアレルギーは抑えられない、という欠点があります。

 

DHAは一般的にマグロ、サンマ、カツオ、サバに多く含まれ、一方のEPAは、イワシに多く含まれています。

 

厚生労働省では一日DHA、EPAを一日に1グラムの摂取を推奨しており、アメリカでは3グラム、ヨーロッパの食品安全機関(EFSA)では、5グラムまで摂取に問題は無い、としています。

 

探せば他にも、花粉症に効果のある栄養素、食品は多分にあると思いますが、今回はこのあたりで一区切りとさせて頂きます。

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