目のかゆみの原因 花粉症編

目安時間:約 11分
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目のかゆみ目のかゆみの原因としては様々なモノがありますが、その一つに花粉症があげられます。

 

事実、私、まずろーも春になると鼻の中がムズムズし、次に瞼の辺りの痒みが生じ、最終的には目がゴロゴロ、あるいは目がショボショボするのです。

 

今回は、目のかゆみの原因の一つである花粉症についてあなたとシェアしようと思います。

 

まず、そもそも花粉症の原因についてですが、『そんなの花粉のせいじゃないか』とあなたは思うかもしれませんが、もうちょっとお付き合い下さい。

 

 

1 花粉症の原因

 

直接的にはその通りで、私達が呼吸をした際に、花粉が鼻腔や喉の粘膜に付着してしまうことで粘膜の細胞を刺激することにあります。

 

ただし、これでは花粉が舞い散るたびに、あなただけではなく、あなたの周りの人も全て花粉症にならなければなりません。

 

しかし、実際は違います。

 

なぜでしょうか?

 

 

白血球の一種であるリンパ球、免疫グロブリンE(通称IgEとも呼ばれるようですが)という名称のタンパク質が存在します。

 

これが抗体と呼ばれるモノの一種になります。

 

異物が体内に侵入すると、この免疫グロブリンEの抗体が頑張って異物を駆除してくれるおかげで我々は日々を健康に過ごすことが出来る訳です。

 

毎年、花粉が撒き散らされる春がやって来るたびに私もあなたも花粉を吸いこむので、この免疫グロブリンEが少しずつ蓄積されます。

 

体内で一度作りだされた、スギ花粉のみに反応する免疫グロブリンEの抗体は、体内の肥満細胞にくっつく性質があります。

 

この肥満細胞、目や鼻、気管支や消化器などの粘膜や皮膚に存在するモノで、免疫グロブリンEの抗体は花粉の通路でもある目や鼻の粘膜にくっつきますし、血液の流れに乗ることで、皮膚などの他の場所に存在する肥満細胞にもくっつきます。

 

このスギ花粉にのみ反応する免疫グロブリンEの抗体が、肥満細胞にくっついて花や目や身体の各場所に届いたから、私達は花粉症になったのか、とお考えのあなた。

 

惜しい。ちょっと違います。

 

スギ花粉にのみ反応する免疫グロブリンEの抗体が、肥満細胞にくっついて各場所に届けられただけでは、私達は花粉症にはなりません。

 

遺伝的に花粉を吸いこんでも花粉症になりにくい体質の人がいるのは、免疫グロブリンEを作るリンパ球だけではなく、それと同時に作るのを抑えるリンパ球も持っています。

 

花粉症になる人は、このスギ花粉だけに反応する免疫グロブリンEの抗体を抑えてくれるリンパ球が遺伝的に欠けているか、あるいは何らかの要因で働きが弱っているのではないか、と考えられています。

 

同じ場所に住んでいても、花粉症を発症する時期が人によって異なるのはこのためです。

 

スギ花粉に対する免疫グロブリンEの抗体の量が、花粉症を発症するのに十分なレベルにまで達するのに、大体20年から30年ほどの時間がかかるのではないか、と言われています。

 

もちろん、住む地域によってスギ花粉を吸い込む量の大小がありますし、生活習慣の違いによっても違いが出てきます。

 

このため、花粉症は一度発症してしまうと、花粉が舞い散るたび、つまり毎年、ほぼ同じ時期に、同じ症状に悩まされてしまうのです。

 

発症するケースが多いは、花粉の量が多い年と、風邪などで体力が落ちた時も多いそうです。

 

風邪をひいて花粉症にもなった、となると踏んだり蹴ったりです。

 

この一点だけを見ても、花粉症の予防に日頃の生活習慣はかなり大事だと言えるでしょう。

 2 花粉症の症状

 

では、この花粉症の症状はどのようなモノなのかをシェアしたいと思います。

 

その比率を、原敬二郎氏の著作『花粉症にはズバリ漢方療法』から引用させて頂きます。

 

これらの症状は複合して表れるケースがほとんどなので、その部位に表れる症状を全て足すと、合計値が100%を超えてしまいます。

 

 

最初に紹介する部位は、鼻になります。

 

花粉症で最も症状が表れやすい部位と言えるのではないでしょうか。

 

まず、鼻に表れる症状は、くしゃみ、鼻水がほぼ全ての人に表れるでしょう。

 

鼻づまりも、95%と大半の方に表れる症状です。

 

鼻の痒みは70%、嗅覚の低下が30%ほど、鼻部のただれ、鼻部の熱感が20%ほどになります。

 

次は、目です。

 

目は鼻に次いで花粉症の症状が表れやすい部位で、私も花粉が飛ぶ時期になると目の痒みに悩んでしまいます。

 

そんな目に表れやすい花粉症の症状は、かゆみが90%、涙が出るのが35%、目の充血が30%で、ただれが10%となります。

 

恐らく、大半の人はこのように鼻と目、それもくしゃみに鼻水、鼻づまり、鼻のかゆみに目のかゆみに悩まされているのではないでしょうか。

 

この他に、耳、喉、全身、にも症状が表れるケースがあります。

耳にはかゆみが30%、ただれが10%、耳だれの増加が5%。

 

喉は、喉のかゆみが20%、からぜきが出るのが15%、水っぽい咳が出るのが15%。

 

全身に出る症状として寒気を覚える方が15%、微熱がある方が5%ほどになります。

 

さらに、頭が重いと感じる人が35%、頭痛を感じる人が25%と、頭に何かしらの苦痛を覚える方が少々多いようです。

 

節々が痛む方が5%、めまいを感じる方が5%、腹痛を感じる方が4%、下痢、もしくは便秘をしてしまう方も4%ほどいらっしゃるようです。

 

3 花粉症の方が増えた理由

 

しかし、なぜ現代は昔に比べて花粉症の方が急増したのか、と首を傾げたくなる方も多いかもしれません。

 

何せ、ウィキペディアを調べてみると、『エジプト文明の頃より存在が記述されていた』というくらいには、花粉症というものは歴史があります。

 

しかし、近世まで日本には花粉症が存在しないと考えられていたのです。

 

こちらもウィキペディアの情報ですが、1961年に荒木英斉氏が花粉症を発見したのが、日本における最初の花粉症報告なのではないかと言われているので、およそ50年前までは、日本に花粉症なんて存在しなかった、と言われても誇張表現でも何でもないのです。

 

が、ここ50年で日本において花粉症が蔓延している理由は実に単純で、現在の日本ではスギ花粉の量が、かつてないほどたくさんあるからです。

 

その理由は、三つほど考えられます。

 

まず、花粉をつける樹齢のスギの木が増加していることがあげられます。

 

なんだってまたそんなスギの木がたくさんあるんだ、思われるかもしれませんが、これは日本が第二次大戦後に、農林水産省が主導してスギの植林を行ったからです。

 

なんだってまたスギの植林を行ったのかと言うと、第二次大戦後、戦後復興の需要で木材が大量に必要になったためです。

 

しかし、日本における木材の供給量は逆に不足気味で、とにかく木材の供給をどうにかする必要があった訳ですね。

 

そのため、当時の農林水産省は、建材としての価値が高いスギ、ヒノキの植林を大規模に行ったのです。

スギやヒノキを植林したのは、成長のスピードが早い=早く木材を確保できる、という思惑もあった上での判断でした。

 

結果、スギ花粉の量が爆発的に増えてしまい、現在は植林されたスギが開花の適齢期にあたるため、かつてないほど日本人の間で花粉症が蔓延している、という訳です。

 

じゃあそんなスギは切っちまえ、とあなたは思うかもしれませんが、新しく建材が開発されたこと、外国から安い木材が輸入されたことで、現在は建築用木材としてのスギに需要はあまりない状態です。

 

そのため、間伐や枝打ちといった、木に必要な手入れをされないまま、現在、スギの大部分は放置されている、と言うのが現状です。

 

さらに追い打ちをかけるように、近年は異常気象と言えるくらいには猛暑の日が続いています。

これは、非常に花粉が育ちやすい環境です。

 

この三重苦が重なったため、私やあなたは花粉症で苦しんでいる訳です。

 

今回は花粉症の原因(目のかゆみの原因)について、花粉症の症状と共に、どうして花粉症が蔓延することになったのか、その経緯についてシェアしたので、次回はその対策についてシェアしようと思います。

 

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