ヒアルロン酸点眼液の効果と副作用

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ヒアルロン酸点眼液の効果と副作用

本日あなたとシェアするのは、ヒアルロン酸点眼液についての情報です。

 

ヒアルロン酸、と聞いてあなたがイメージするものはなんでしょうか?

 

その保湿効果から美容化粧品等に使われていますし、美容クリニック等ではヒアルロン酸注射を行うことでお肌のハリやツヤを保つ療法が行われています。

 

 

また、サプリメントなどでもよく見かけますが、ヒアルロン酸が含まれたサプリメントを摂取することでお肌への効果だけではなく、膝痛や関節痛に効果がある、と謳う業者さんもいますね。

 

この辺は実際のところどうなんだろう、と私はまだ調べている最中なんですが、腸が吸収できる分子量が500から1000の間くらいという説を信用するならば、分子量が100万以上とされているヒアルロン酸は腸から吸収できないことになります。

 

この辺どうなんだろう、と疑問に思うことが多々あるんですが、どうなんでしょうね?

 

ちょっと話が肌や関節痛にいってしまいましたが、ドライアイに戻しましょう。

 

眼科に行った際に、ドライアイの方に処方されるものの一つにあげられるものがヒアルロン酸点眼薬。

 

ドライアイ治療のための医療用医薬品になりますが、ヒアルロン酸点眼液に使用されるヒアルロン酸ナトリウムには、目の表面に涙を安定した状態で乗せる、というありがたい効果があります。

 

また、先ほどシェアした通り、保湿性、そして保水性も優れた効果があるので、人工涙液と併用することもあります。

 

そんなヒアルロン酸点眼液ですが、どんな効果と副作用、あるいはデメリットがあるのかをシェアしていこうと思います。

 

 

1 ヒアルロン酸点眼液の効果

 

 

まずヒアルロン酸点眼液の効果からですが、先程シェアしたようにその保水性、保湿性があげられます。

 

どのくらいその保水性が優れているかというと、ヒアルロン酸が無い点眼液と比較すると、角膜の上にある涙は、ヒアルロン酸無しの点眼液を差すと、およそ10分は安定した状態になります。

 

しかし、およそ20分が経過すると、元のドライアイの状態に戻ってしまうのです。

 

逆にヒアルロン酸が配合された目薬を差した場合は、およそ2時間から3時間、効果が続くのです。

 

と、こう書いても『具体的にドライアイがどうなったんねん?』とあなたは首を傾げてしまうかもしれません。

 

私ならクエスチョンマークが頭の上で盆踊りするでしょう(^0^)

 

https://www.santen.co.jp/medical-channel/di/if/DE036_hyalein.pdf#search='%E5%8F%82%E5%A4%A9%E8%A3%BD%E8%96%AC+%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B30.1%E7%82%B9%E7%9C%BC%E8%96%AC%E3%81%AE%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC'

 

こちらは参天製薬が公開している、自社のヒアルロン酸点眼液【ヒアレイン点眼液】に関するデータなのですが、このPDFの中に、

 

『二重盲検試験を含む臨床試験で、眼球乾燥症候群(ドライアイ)、シェーグレン症候群、コンタクトレンズ装用等種々の原因に伴う角結膜上皮障害患者に対する成績は次のとおりであった』

 

と、12Pにその結果が書いてあります。

 

PDFを調べるのが面倒だよ、という方もいると思うので、ここで簡略的にまとめますが、どのタイプのヒアレイン点眼液でも、5割以上の方の症状が改善している、というデータから判断すると、ドライアイに対して非常に有効な目薬である、と言えるでしょう。

 

しかし、逆に言えば効果の出なかった例もある訳です。

 

タイプごとに効果があった例が52.1%から76.0%と幅がありますが、一番効果があったヒアルロン酸点眼液でも、24%の人には効果が無かった訳です。

 

これは何故かというと、ヒアルロン酸の効果にあります。

 

ヒアルロン酸は優れた『保水性』を持っています。

 

めちゃくちゃ簡単にイメージすると、そこらへんにある水を獲物と考え、ヒアルロン酸は獲物を狩るハンターだとイメージして下さい。

 

ヒアルロン酸は優秀なハンターなので、獲物があれば捕らえることができます。

 

しかし、そもそも獲物が無ければ、いかに優秀なハンターと言えど、獲物を捕らえることはできません。

 

そう、ドライアイの症状で悩んでいる人の中には、そもそもヒアルロン酸の保水性をもってしても、保水できるだけの涙が角膜に無いから効果が無いのです。

 

2 ヒアルロン酸点眼液の副作用とデメリット

 

逆に酷いパターンですと、ヒアルロン酸が残り少ない涙を吸い取ってしまい、ドライアイの症状や乾燥感が悪化するというデメリットが出てくる可能性もあります。

 

また副作用のことも考えないといけません。

 

ヒアルロン酸点眼液の副作用としてあげられるものは、目のかゆみや刺激感、そして結膜の充血に、まぶたのただれ(眼瞼炎)が考えられます。

 

ヒアルロン酸の目薬は基本的にはあまりしみない目薬ですが、目薬を差した時にしみるのは副作用なの? とあなたは疑問に思うかもしれません。

 

これは目に炎症があったり、あるいは傷が出来ていることで起こるものです。

 

しかし、少しばかり目薬を差してしみても、ちょっと我慢すれば良いだけ、とそのままにする方もいるかもしれませんが、これはいけません。

 

なぜなら、目薬がしみる刺激感で、涙が流れてしまう可能性があるからです。

 

涙を保水するためにヒアルロン酸点眼液を使用しているのに、これでは本末転倒です。

 

この状態が続いてしまうと、あなた自身の涙を無駄に流してしまい、結果としてドライアイが悪化しかねません。

 

もしそのような状態になってしまったら、かかりつけの眼科医に診察してもらい、相談しましょう。

 

ついでに言うと、ヒアルロン酸点眼液には防腐剤が含まれているものもあるのですが、この防腐剤のために刺激感を覚えてしまう方もいらっしゃると思います。

 

そういう場合は、これもかかりつけの眼科医に診察してもらい、『目薬がしみるんだが、防腐剤が入っていないモノはないか』と聞いてみると良いでしょう。

 

また、そもそも効果が感じられないという場合もすぐに相談し、別のドライアイ用の目薬を用意してもらうべきでしょう。

 

3 深刻なドライアイに用いるヒアルロン酸点眼液

 

軽症のドライアイの場合はどうすれば良いかはわかったけど、深刻なドライアイ、涙が枯渇寸前のドライアイのケースであればどうすれば良いのでしょう?

 

そんな時には、別の目薬を使用するか、あるいはヒアルロン酸の配合量が多いヒアルロン酸0.3%点眼液を使用しましょう。

 

こちらは先日シェアさせて頂いたシェーグレン症候群などの、特定の疾患のための点眼液で、そもそもはドライアイには用いられてはいませんでした。

 

しかし現在ではドライアイの治療にも用いられています。

 

その効果についてですが、3倍の濃度なんだから、シャア専用ザクのように3倍の効果なんでしょう? と思った私のような考えのあなた。

 

残念ながら、違いますort

 

ヒアルロン酸0.1%点眼液、ヒアレイン0.1%の場合ですと、点眼して5分後に涙液が安定し、2時間後でも維持されるそうですが、ヒアルロン酸0.3%点眼液、ヒアレイン0.3%のケースですと、15分後から涙液は安定し、2時間後でも維持されるのだそうです。

 

涙の安定度そのものは、ヒアルロン酸の濃度が濃い方が安定するようですが、粘度が高いために、涙の状態が安定するまでに要する時間が、ヒアルロン酸の濃度によって変化するのです。

 

ただ、このヒアルロン酸点眼液は、私の出した例であるなら、優秀な狩人ではあっても、そもそも獲物がいない場合は効果がありません。

 

つまり、対処療法のための目薬と言えます。

 

もし、今回シェアしたヒアルロン酸点眼液でも効果が無ければ、その場合は新たな別な目薬の使用を考えなければなりません。

 

今回はかなり長々とした文章になってしまったので、ヒアルロン酸点眼液でも効果がない場合にはどのような対処をすれば良いのか、という情報については明日以降、あなたとシェアしたいと思います。

 

 

追伸

 

PM2.5の情報が気がかりですが、

 

http://www.tenki.jp/particulate_matter/

 

こちらによると、東北は明日の午前9時ごろに低濃度のPM2.5がやってくる予報です。

 

九州や四国になると、その影響はもっと大きくなります。

 

では、良いクリスマス・イブを過ごして下さい。

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