糖尿病網膜症の治療で重要な2つのコントロール

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糖尿病網膜症 血糖値 血圧

今回のお題は、糖尿病網膜症の治療方法について。

 

朝の挨拶もすっとばしてブログをはじめるとは、まずろー時間がないのか、と思われているあなた。

 

 

ご明察です、昨日風邪ひいたので、今日は朝の6時15分まで寝ていたんですZZZZZ~

 

 

1 糖尿病網膜症には血糖と血圧のコントロールが重要

 

 

糖尿病網膜症の治療方法ですが、糖尿病網膜症の3つの症状でもサラッとシェアしていますが、初期の場合は糖尿病そのものの、内科的な治療になるのですが、

 

① 食事療法

② 運動療法

③ 薬物療法(インスリンや経口血糖降下薬)

 

これらを、内科医の指示のもとに使用します。

 

糖尿病 平均寿命

 

とシェアしていました。

 

ただ糖尿病網膜症の専門書を読んでみると、もう少し深堀して書かれていたので、その辺りを今日はあなたとシェアしたいと思った次第です。

 

糖尿病網膜症の治療は、大きく分けると内科的な治療方法と眼科的な治療方法に分けられるのですが、内科的な治療方法は以前シェアした血糖のコントロール、それから血圧のコントロールが大事になってきます。

 

血糖のコントロールが糖尿病網膜症の症状の進行を防ぐことは熊本スタディなどの論文でも示されており、合併症の進行を1人防ぐために、何人の患者を治療しなければならないか、という数値があるのですが、熊本スタディではこれが4.1人、DCCT33という論文(Diabetes control and complications trial 33)では2.3人と具体的な数値が出ており、血糖のコントロールが糖尿病網膜症の進行を防ぐには非常に優秀な方法であります。

 

一方、今回はじめてあなたとシェアさせて頂く血圧のコントロールはどうなのでしょうか。

 

こちらはUnited Kingdom prospective diabetes study 33、通所UKPDS33の論文によれば、糖尿病網膜症の進行を段階で区切った基準があるのですが、この分類で2段階以上進行したことで、症状が悪化したとした場合、以下のような実験が行われています。

 

血圧を強制的に、かつ強力に下げたケース(159/94mmHg→144/82mmHg)と、少しずつ血圧を下げた場合(160/94mmHg→154/87mmHg)を比較したのですが、血圧を強制的に、かつ強力に下げた方が、糖尿病網膜症の進行を抑制した、とあります。

 

ちなみに血圧を下げることは、糖尿病網膜症の発症・進行を抑えるだけではなく、腎症など他の合併症にも効果が認められたそうです。

 

ただし、血糖・血圧のコントロールが糖尿病網膜症を完全に予防できる訳では無く、糖尿病網膜症を完全に予防するHbA1cや血圧の閾値は確認できていません。

 

さらには、急激な血糖コントロールの改善や、これに伴う低血糖によって糖尿病網膜症が悪化する可能性もあります。

 

つまり、個人個人によって、目指すべき血糖値や血圧の値が異なってくる、という非常に難しい対応を迫られる訳です。

 

 

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